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デラックスメキシカンディナーが4ドル75セント [お気楽ジャズ研究会]

「バードは生きている」を読んでいます。
本当に面白いです。本編はチャーリー・パーカーの生涯を時系列に追う様に構成されていますが、冒頭のいわば序章とも言える28ページまでは1945年12月10日ハリウッドのビリーバーグの店でのエピソードが細かく描写されており、その時点でのチャーリー・パーカーがどう言う人間だったのかがよくわかる様になっていて、活き活きと話し、食べ、飲み、吹くバードの描写にとにかく惹き込まれます。

さて、内容は実際にどうにかして本を手に取って読んでもらうとして、僕が気になった点、疑問に感じた点をかいつまんで紹介していきます。素朴な疑問から研究の糸口にしたいと思います。

このビリーバーグの店で、バードが2人前を平らげたデラックスメキシカンディナー「コミーダ・コンキスタドール」と言う料理が4ドル75セントと言う記述があります。

さて、このバードが愛したデラックスなメキシカンディナーの4ドル75セントの実質的な価値が知りたいと思いました。当時の日本円とのレートの事ではなく、当時のアメリカに暮らす人の実感としての4ドル75セントの価値ですね。
本文中にも頻繁にお金に関する描写が出てきます。バンドのメンバーの報酬が週150ドルだとか、楽器を質から出すのに14ドル必要だったとか、チャーリー・ミンガスに10ドル借りたとか。

そこがいまいち腹落ちしないモヤモヤがあります。

で、モヤモヤが嫌だったので2021年の日本に暮らす僕の感覚で、もう1ドルを2000円に換算して読んでいます。なので、デラックスメキシカンディナーはイメージで1人前9500円。150ドルはイメージで30万円。14ドルは28000円。10ドルは20000円。イメージで。

その辺、誰か手伝ってくださる人いませんか?

この際ジャズは離れてもいいです。1930〜1955のアメリカの物価をズラーっと眺めてみたいんです。多分映画が50セントから1ドルとか、靴磨きが10セントだったりとか、屋台のホットドッグが20セントだったりとか。そこが分かるとこの本がもっと楽しくなって、この先のジャズ研究の土台がしっかりする。様な気がしています。

どうかお気楽に、お付き合いよろしく。

2021年10月26日

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