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スティング観ました。 [お気楽ジャズ研究会]

スティング観ました。

ジャズ研究の一環としてゲオでDVDを借りてきて、映画「スティング」を観ました。
楽しく観ましたが、残念な事にジャズに関する重要な情報はほとんど無い結果に終わりました。当たり前ですが。
気になった点は二つ。
冒頭Wabashと言う看板と、途中ウォーバッシュと言う地名が出て来ますが、僕がピンと来たのはジョン・スコフィールドのWabash IIと言う曲でした。Wabashってどう言う意味?
もう一点。競馬のイカサマでブルーノートと言う名前の馬が1着になると言うくだりがありますが、この時代にブルーノートと言うレコードレーベルは存在していません。1936年時点でブルーノートと言う単語に一般のアメリカ人はどう言うイメージを持っていたのか興味があります。
以上、2点ほど今後の研究課題にしたいと考えています。なんつって。

物語の舞台は1936年のニューヨークとシカゴです。
僕が調べたかったのは1ドルの実質的な価値でしたが、そこに関してはバッチリでした。
ロバート・レッドフォード扮する若い詐欺師のフッカーが深夜に食べたミートローフとパイとコーヒーがズバリ85セントと判明しました。
深夜のカフェで客は一人、従業員は女性店員一人だけです。
大量に客を捌く安くて美味いタイプの店には見えません。
ミートローフとパイとコーヒーで1700円でどうでしょうか?

僕がパッとイメージする1ドル=2000円と言う説がなんとなく信憑性を帯びて来ます。
映画の公開は1973年で、37年前をイメージしており、今後の研究によっては修正の必要があるかもしれませんが、ちょっとこの線でドルを意識して行きたいと思います。

僕がなぜスティングを選んだかと言うと、舞台が1936年のアメリカだったからです。

チャーリー・パーカーに話を戻すと、チャーリー・パーカーはこの年に交通事故に巻き込まれて本人は無事だったもののバンドメンバーを失い、保険金として数百ドルを受け取っており、その保険金で新品のフランス製のセルマーのアルトサックスを手に入れています。「バードは生きている」の「腕のいい職人の手になる新品は200ドルから300ドル」と言う記述から、1ドル=2000円とイメージして計算すると40万円〜60万円と言う事になります。
その高級アルトサックスを手に入れた偶然がビバップの一つの出発点になりました。

ジャズ研究の道は険しく、とっても楽しいです。

2021年10月31日

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